WIPO(World Intellectual Property Organization)賞に選ばれました
公益社団法人発明協会が主催する令和7年度の全国発明表彰において、弊社代表取締役社長大内一之と金沢工業大学の鵜澤教授が行った『風力推進船の帆の高さが伸縮可能な硬質翼の発明』(特許第5318008、発明の名称:帆走船)が「WIPO賞」に選ばれました。(5/27朝日新聞誌面発表)
WIPO(世界知的所有権機関)は国連の専門機関のひとつであり、その賞は国際的な公平性・信頼性に裏付けられています。なお、表彰式は7月1日 The Okura Tokyo において正仁親王妃華子殿下ご臨席のもと挙行されます。
今回の令和7年度全国発明表彰「WIPO賞」受賞内容は下記の通りです。
記
1. 受賞テーマ
「風力推進船の帆の高さが伸縮可能な硬質翼の発明」
2. 対象特許
特許第5318008号
3. 受賞者
発明者
株式会社大内海洋コンサルタント 代表取締役 大内 一之
学校法人金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター 所長 鵜澤 潔
発明実施功績賞受賞者
株式会社商船三井 代表取締役 社長執行役員 橋本 剛
株式会社大島造船所 代表取締役社長 山口 眞
4. 受賞技術の特徴
本発明は硬質翼を備えた風力推進船の帆を上下伸縮することにより、高さ調整が可能な硬翼帆に関するものである。帆全体をテレスコピック方式で上下伸縮させることにより、帆面積の拡大・縮小を実現し空力中心の位置を調整することで、マスト基部にかかるモーメントを調節することができる。
5. 展開事例
竣工済みのばら積み船2隻に搭載済みで、その他にもばら積み船7隻とLNG船2隻に搭載予定。2030年に25隻、2035年に80隻、搭載していくことが計画されている。
以上